MCC Duoとは

  • 青木理恵と猪俣恭子のふたりのMCC(国際コーチング連盟マスター認定コーチ)による
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ICF(International Coaching Federation)とは

米国・ワシントンDCに本部を置き、コーチングにおいて世界で最も信頼され、権威のある団体。 コーチング業界、ならびにコーチの社会的地位を確立することを目的に、1995年に設立され、グローバルに発展するコーチングの倫理とコンピテンシーを定めている。

ICFの認定資格は「コーチの倫理とコンピテンシー」に基づき、「世界的なコーチの基準を満たしている」と判断されたコーチにのみ与えられる資格。

世界各国において「コーチとして専門的な教育を受けたこと」の証明となっており、コーチの世界基準とされる。

目次

青木理恵さん・猪俣恭子さん
青木理恵さん・猪俣恭子さんMCC Duo

インタビュアー

渡辺照子さん
渡辺照子さんTERUコミュニケーションステージ代表
MCC Duoメンターコーチ http://www.coach-teru.net/ ・コーチング好きなコーチ ・コミュニケーションが活性化した社会で人々が暮らしやすくなるよう、企業・医療機関・地方公共団体等で、研修や講演活動を行う ・国際コーチング連盟マスター認定コーチ

5-MCC合格までの成長の道のり

MCC DuoがMCCになるためにやったこと、お互いが語るそれぞれの持ち味と未来への展望

渡辺照子
渡辺照子
おふたりがどのようにしてコーチングをスキルアップされてきたのか、とても興味があります。
それについて教えてもらえますか?
青木さんはよくご自身で「直感が働く」と言ってますが、実はかなり地道な努力もしているんですよ。
猪俣恭子
猪俣恭子
そう言われて、思い出したことがあります。

新米コーチの時に「100人コーチング」というのが流行っていて、無料でセッションさせていただいたことがありました。
半年以上かけてやり終えた結果、契約を結べたクライアントはいなかったけれど、100事例やったことと、そこから学べたことは自信につながりました。

青木理恵
青木理恵
渡辺照子
渡辺照子
「100人コーチング」をやると決めてやりとげたなんて、コミットメントが高いなあ。

青木さんの「一度、決めた約束は守る」という責任感、それもコーチの魅力ですね。
他にもやったことはありましたか?

そうですね。

当時学んでいたコーチングのテキストの巻末に、コーチングのケーススタディが掲載されていて、あわせて50事例ありました。

その50事例、すべての戦略をせっせとノートに書いたりしたなぁ。
しかも、同じ事例の戦略パターンを変えながら、3回繰り返したりしていましたよ。

青木理恵
青木理恵
渡辺照子
渡辺照子
その戦略は、誰かに見てもらったんですか?
ええ、当時ついていたコーチに添削してもらっていました。
懐かしいですねぇ。

そうそう、新聞の人生相談も利用していました。
「もし、この相談者が自分のクライアントだったら、どうコーチするだろう…?」
そう想像しながら戦略を考えてみたり。

多分、このクライアントの学習スタイルは何々で、コミュニケーションのタイプは何々だから、こんなふうにコーチングしようかな、とか。

青木理恵
青木理恵
渡辺照子
渡辺照子
身近にあるものを活用するのが上手いですね。
誰に言われて始めたわけではないけど、自分でできることを探しながらこつこつとスキルを磨いていましたね。
青木理恵
青木理恵
そういう積み重ねがあるから、セッション中にコーチング戦略が直感的に浮かぶんですね。
何もしなくて直感がくるわけじゃなくて、ちゃんと経験という裏付けがあるんだ。
猪俣恭子
猪俣恭子
でも、私に言わせれば猪俣さんのほうが、土台がしっかり…っていう感じ。
だから「猪俣さんから学ぼう」と思って、私は猪俣さんにセッションをお願いしてMCCに合格したわけだから…。

そうしていなかったら、受かっていたなかったと思います。

青木理恵
青木理恵
渡辺照子
渡辺照子
そういえば、猪俣さんはさっき「私はコーチに向いていない」って言っていましたよね。
どうやってスキルアップしてきたんですか?
2004年にコーチングを学びはじめてからは、コーチング三昧だったかもしれません。

コーチングの本やテキストやメルマガを読みあさったり、コーチング・エクササイズでフィードバックをもらったり、日本コーチ協会の支部で勉強会を企画して講師を担当したり、コーチを今に至るまでずっとつけていたり、コーチングで学んだことを職場のコミュニケーションで活かしたり、コーチングをしたり…。

なんだかんだいって、人生のほとんどをコーチングに使っていますね。私。

猪俣恭子
猪俣恭子
渡辺照子
渡辺照子
たくさん挙げていただきましたが、なかでも今の自分につながったものって何ですか?
そうだなあ。
コーチングのフィードバックがとても役に立ったかもしれないですね。

私がコーチングを始めた頃って、厳しいフィードバックを言ってくれる先輩コーチが何人もいたんですよ。

例えば「相づちの打ち方が軽くて、馬鹿にされているように感じる」とか「私に興味があるような聞き方に聞こえない」とか「質問ばかり続くので、誘導されているように感じた」など。

猪俣恭子
猪俣恭子
渡辺照子
渡辺照子
厳しいですね。
それをもらって、どんな気持ちになりましたか?
もらった時は相当落ち込みますよ。

でも、それも事実だなと思って。
「だったら、そのフィードバックを次にどう活かしていこうかな」と、とことん考えたことがよかったと思います。

あっ、でも今思いましたが、一番よかったのは一緒にコーチングを学び、一緒に高みを目指しあった仲間がいたことです。
とても励みになりました。

猪俣恭子
猪俣恭子
渡辺照子
渡辺照子
フィードバックを受ける、活かすというのもコーチとしてのプレゼンスを高めますね。
同じ志の仲間がいることも、成長のための取り組みを充実させてくれると思います。

ところで、おふたりに聞きたいのですが「このことがMCC合格にすごくつながった」というものがあれば教えてください。
頑張ったこととか、苦労したこととか。

私はルンルンとコーチングの勉強をする中、すべての資格を最短で取ることが出来たのがひそかな誇りでした。

PCCに合格したその喜びも20秒、すぐにMCCを目指そうとしたその時、コーチから「もっと合格の喜びを味ってください」とリクエストされました。

「自分の成功を味わえないと、クライアントも自分の成功を味わえない人になってしまう。
コーチってそのくらい影響力があるんだよ。」

ということをコーチは私に学んでほしかったんだと思います。

そこで喜びを味わいつつも、すぐにMCCの準備をして受けたら、見事に落ちてしまったんです。

青木理恵
青木理恵
渡辺照子
渡辺照子
それまで最短で資格をとられてきたわけですから、落ちた時はどうでしたか?
がっかりしましたよー。

でも、なんで落ちたんだろう…って、自らを振り返りました。
振り返って、私にはPCCとしてのコーチングのスキルはあったとしても、人を観察したり、人を思いやる「MCC的な人間力」が圧倒的に足りない…ということに気づいたんです。

そこで、師と仰ぐメンターに会いに行って話を聞いたり、偉人・賢人の本を読みあさったりして、出来るところから真似することをはじめました。

迷った時は「彼ならどう考え、どう行動するだろう」…とシミュレーションし続けました。
それがいつの間にか、少しずつ染み込んでいったのかな?

日本に帰ってきてしばらくして、機が熟したというのでしょうか。
ふと「今受ける時だ!」と思い立ち、猪俣さんにコーチをお願いしたんです。

それからというものは、学びがひたすら楽しくて、成長が喜びで…すんなり受かりました。

青木理恵
青木理恵
青木さんは、目標に向かってやっていることをとても楽しそうに語りますね。

私の場合は…。
コーチングのスキルの中でも、「聞く」ことをかなり意識したことでしょうか。
クライアントが話していないことを聞きとろう、という。

この人は、話しながら自分のことをどう思っているのか、何についてどう捉えているのか、周りからどう見られていると思っているだろうか、本当に手に入れたいことは何だろうか、と。

また、その考えはその人の人生のどこから来たのだろうか…など。

会話を先に進めようとするよりも、今のその人を深く観察すること。
そして私が何を感じ、何を聞きとったのか、自分の心にも耳を傾けるようにしたことが、よかったかな。

猪俣恭子
猪俣恭子
渡辺照子
渡辺照子
そのことがどのようにMCCのコーチングにつながるんですか?
結局、コーチがする質問とフィードバックって、自分が聞けた範囲の中からしか、生まれないんですよ。

ですから、急がば回れで「聞く」ことに集中したことで、おのずと他のコーチングスキルのレベルアップにつながったかもしれません。

猪俣恭子
猪俣恭子

6-私たちのコーチの持ち味、そしてMCC Duoのビジョン

渡辺照子
渡辺照子
ところで、おふたりのコーチとしての持ち味は何だと思いますか?
私から見た猪俣さんは論理的。
100%信頼できる。

今までたくさんのコーチをつけてきたけど、ここまで毎回に満足できるクオリティの高いセッションを受けるって、なかなかないんですよ。

確実に、自分が階段を登っている感じがする。
真面目で、とても確実です。

青木理恵
青木理恵
渡辺照子
渡辺照子
猪俣さんから見た青木さんのコーチングの持ち味は?
そうだなあ。

コーチングの場がとても自由。クライアントの心が開く。
開かせるんじゃなくて、自ずと開いちゃう。

だから、クライアントは語りたくなっちゃう。
セッションが始まった時からそういう場になっちゃうんですよ。

青木さんはコーチングが楽しいとかルンルンとか言っていますけど、ちゃんとセッションをにぎっています。
クライアントが好きなようにしゃべるだけで終わるセッションじゃないんです。

本質に視点が向くような問いをして、気づきがクライアントの深いところでひろがる。
軽やかだけど、コーチの役割をちゃんと果たしている。

MCCだよなぁって思います。

猪俣恭子
猪俣恭子
渡辺照子
渡辺照子
お互いにリスペクトしあうおふたりですね。
このMCC Duoを通して、どんな未来をつくりたいですか?
私の中には既にキーワードがあります。
「powerfull thinker」っていう。
猪俣恭子
猪俣恭子
渡辺照子
渡辺照子
「powerfull thinker」…!
世の中にもっと広く、もっと深く考える人がひろがっていくと、世界は一層、豊かになっていく気がします。
一人ひとりが「幸福感」をもっと身近に感じられるようになる、と思うんです。

これからの世の中って、気軽に「ちょっと聞いて聞いて」とカジュアルに会話することが少なくなっていくように思うんですよね。
だから「自分のパフォーマンスを自分で整えていく」という術を知っていることが、よりよい人生を自らつくることにつながる…と思います。

そんなことが、MCC Duoが発信する先にひろがっていくことを期待しています。

猪俣恭子
猪俣恭子
渡辺照子
渡辺照子
聞いていると「自分で自分をコーチングできる人が増えていく」というイメージも浮かびますね。
そうそう、そういうイメージです。
コーチングを自然にどこででも使っている人が増えたら、新鮮なアイディアがもっと自由にでてきそう。

社会にはこれからもいろいろな危機的状況が起きてくるはずで、そういった時に何で勝負できるかというと、人間の知恵なんです。

MCC Duoで発信したその先で、私たちの知恵がもっとパワフルになる、そんな社会に貢献できれば思います。

猪俣恭子
猪俣恭子
渡辺照子
渡辺照子
よりよく生きる、という本質に迫っている感じがします。
青木さんはいかがですか?
人として生まれたからには、自己表現が許され、歓迎される世の中になってほしいと思います。

自己表現を恐れずにやったり、体感できたり、自分のアイディアや考えを聞いてもらったり、実行したり、認めてもらったりと、ご自身の世界が変わっていったら本当にいいな、と願っています。

日々のコミュニケーションが枯渇し、制限されると、人生のクオリティも非常に残念なものとなってしまう気がします。

MCC Duoのセッションでは、私たちがどういう意図をもってその言葉を使ったのか、どういう聞き方をしているのか、その解説も聞いていただくことで、皆さんのコーチングスキルアップの参考にしていただけたら嬉しいです。

今の私が、こんなに自己表現を楽しんでいるように。

私は皆さんの話を聞くのが楽しくてたまらないんです。
仲間を増やしていきたいですね。

青木理恵
青木理恵
渡辺照子
渡辺照子
ああ、仲間を増やしたい。
始まりはおふたりからでも、これから3人、4人と拡がっていったらいいですね。
そうなんですよ。
今回の企画によって、動画をご覧になっている方の力になれたらと思っています。

もちろん私たちがやっているコーチングの世界が正解、ってわけじゃないです。
MCC Duoをやることによって、私もMCCとしてもっとパワフルなコーチになりたいと思います。

青木理恵
青木理恵
渡辺照子
渡辺照子
おふたりが織りなすこのMCC Duoの世界には、どんな人達に集って欲しいですか?
コーチングを真摯に誠実に取り組んでいきたい人と、一緒にコーチングについて語り合えたらいいですね。
猪俣恭子
猪俣恭子
渡辺照子
渡辺照子
ICFのPCCやMCCが増えていったらいいですよね。
上位資格をめざしていきたい、と思う人が。
ええ。

他には、自分もメンターコーチになりたい人。
コーチングに興味がある一般の方も、興味を持って観てくれたら面白い。

猪俣恭子
猪俣恭子
興味がある方、いっぱいいらっしゃるもん。
私たちの部屋に入ってきてほしいですよね。
青木理恵
青木理恵
コーチングは組織のマネジメントの一つの技術として、確立されていくように思います。
企業のマネジメントの立場にある方たちにも、知ってもらえたらいいですね。
猪俣恭子
猪俣恭子
他には「全くコーチングをしたことないけど、コーチになってみたいなー」なんて思う若い人にも見てもらいたいです。
小学生でもコーチになりたいって言っている子が、いるんですもの。
青木理恵
青木理恵
それって、コーチングが職業として選ばれているってことじゃない。
猪俣恭子
猪俣恭子
そういう人たちにも、見てもらえたらすごく嬉しい。
みんなの希望の姿になりたい。

私は、海外に21年半も住んで周りにコーチがいなかったから、孤独だったんです。
だから、世界中の方にも見ていただけたらと思って。

青木理恵
青木理恵
日本だけじゃなくて世界を見ている…。
青木さんならではのビジョンだなあ。
猪俣恭子
猪俣恭子
渡辺照子
渡辺照子
こうして聞いていると、青木さんと猪俣さんって、ほんとうにタイプが違いますね。

話し方も雰囲気も、今までの道のりも。
だから一緒にいると面白いです。

これからどんな化学反応が起きるのか、楽しみです。

これからは、1人のコーチからコーチングを受けるんじゃなくて、タイプの違うふたりのコーチを自分につけて…という時代がくるでしょう。
違うタイプのふたりのコーチを自分につける、っていうね。
青木理恵
青木理恵
それぞれのコーチングのアプローチか違うから、クライアントの方のコミュニケーションや思考も鍛えられますね。
猪俣恭子
猪俣恭子
渡辺照子
渡辺照子
コーチングって、相互のパートナー関係。
だから、コーチが素晴らしいからとか、クライアントが素晴らしいからとかじゃなくて、お互いの力があわさることが起きるように思います。

MCC Duoがそれを最初に起こす場であってください。
今日はありがとうございました。

こらちこそありがとうございました。
猪俣恭子
猪俣恭子
ありがとうございました。
青木理恵
青木理恵

 

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